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本作品はお色気シーン、もしくはそれを想起させる表現を含みます。
ご家族でご一緒にお読みになるのにはふさわしくありませんので、
そんな場合は、今すぐどこかへ、たとえばココへ飛んでってください。
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ママさん : お弁当を作ってくるって、それ猛烈なアタックじゃない?

F田さん : そうなんすかね。
       彼女ギラギラした感じはまったくない人なんですよ。

ママさん : きっとその日の朝5時ぐらいに起きて作ったのよ。
       F田さんに何とか気に入ってもらおうと思って。

F田さん : そうすかね。ま、かなり美味かったですよ。

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F田さん : 女流作家先生の家はすぐに見つかりました。
       玄関で名刺を出そうとすると、
       「今日は暑いから、まずは中にお上がり」
       と明るく言われてしまい、
       手にした名刺を一旦名刺入れに戻しました。

       僕らを応接に通したあと、
       作家先生はまた奥へと引っ込みました。
       ちゃんと挨拶も済んでいないので、
       僕らはソファに沈み込むワケにもいかず、
       お土産の饅頭の箱を抱えたまま、ボーっと突っ立っていました。
       やがて戻ってきた作家先生が持ってきたおぼんの上には、
       冷たい麦茶と庭の畑でとれたというイチゴが乗っていました。
       「もう、座ってればいいのに(笑)」

       やっと名刺を出して挨拶ができた僕は、
       隣の彼女が何やらもぞもぞやっているのに
       このときはじめて気がつきました。
       「ごめんなさい。名刺を忘れてしまって…」
       (えっ? ウソだろ?)
       「あっ、先生すいません。あのウチの新入社員でございまして・・・」
       (ヤバイ! この子の上の名前、“山…”何だっけ?)
       頭が真っ白になってしまった僕は、
       こともあろうに彼女の苗字をド忘れしてしまったのでした!

       [つづく]

       【彼女を映すフラッシュメモリー】
       “二人だけの残業”は月に4〜5回ありました。



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