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本作品はお色気シーン、もしくはそれを想起させる表現を含みます。
ご家族でご一緒にお読みになるのにはふさわしくありませんので、
そんな場合は、今すぐどこかへ、たとえばココへ飛んでってください。
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A : ズバッといくけんね。

B : 来て来て。

A : こんくらい?

B : もっと奥まで来んね。

A : こんくらい?

B : よ、良か。良かよ。

A : 中で出してもいいとね?

B : 良かって、言いよろうバイ。

A : あ、ちょっと待ってん。

B : どけんしたとね?

A : ちゃんと出るか自信のなかったい。

B : そりゃイカン。ちょっと見してん?

A : 大丈夫かいな? 液が上がってきとらんっちゃけど。

B : どら。吸っちゃろうか?

A : 良か良か、自分でやるけん。

B : ええっ? 自分でできるとね?

A : 見てん。良かろう? これやったら。

B : 立派なモンやん。なら、早ようやっちゃってん?

A : ホレ、あ、ホレ。どげんね?

B : ア゛〜、キクー。

A : やっぱ、花粉が飛ぶ時期には、
   ボクがおらんとやって行けんやろね、ハナちゃんは。

B : ようわかっとうやない、点鼻薬くん。


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A : ワシらぁ、もう寿命じゃけぇ。

B : 何をおっしゃいますやら。
   まだまだ足腰もしっかりしてらっしゃるようですし。

A : ガタガタよ。
   強う踏ん張ると、関節が音を立てよるけぇ。

B : 油ものを食べるとすぐよくなりますよ。

A : 若い頃に、誰か知らん、ならずモンに、尻切られてな。

B : はあ。

A : 中の方まで痛んでしもうてん。

B : あらぁ。

A : 病院に行ってやな、大掛かりな移植手術してもろうてんよ。

B : 確かにお尻だけ形が違ってますね。

A : 何となくわかるやろ? 尻だけ よそモンじゃけぇ。

B : というか、やけに立派なお尻ですね。

A : そうなんよ。競輪選手のモノじゃったらしいんよ。
   ま、じゃが今はもう、ワシの血が通っとるけんどな。

B : 目の方はどうですか?

A : 見えんのよ。夜なんかもう。

B : だったら夜は出歩かない方が…。
   おまわりさんに捕まりますよ。

A : もう3回も捕まったがな。

B : よっぽど運が悪いんですね。

A : こないだな。ここに新しい目ぇをつけたんよ。

B : はあ、はあ、左腕にですね?

A : ようけ光る目ぇやったんよ。

B : それなら夜も安心ですね。

A : 取られたんよ。

B : 誰に?!

A : 知らん。

B : どこでですか?

A : ここでよ。
   ワシの目ぇだけ盗んで行きよった不届きモンがおるんよ。

B : この駅前駐輪場も治安が悪くなってきましたね。

A : あ、お宅、お迎えが来ましたな。

B : そのようです。それでは、お先に。

A : では、また今度。
   …ワシの目ぇを持っていったヤツは
   どこのどいつかの、まったく…
   あ、そこのお嬢さん。よう見かけますな。
   若こうてええなぁ。
   ワシらぁ、この寒さが…、え?
   イヤイヤ、なんのなんの。
   ワシらぁ、もう寿命じゃけぇ。


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A : いいわよね、あなた。
   三郎さんとも四郎さんとも
   腹を割って話せる仲だなんて。

B : キミだって、五郎くんや団十郎くんと
   腹を割って話せる仲だって聞いたけど…。

A : 私たちの共通の友だちって、
   二郎さんだけかしら?

B : ある意味そうだね、大きく考えれば。
   でも、小さく考えれば、ムソキチじいさんなんかも
   共通の友だちと言えるんじゃないかな。

A : “ムソキチ”さんって?

B : 漢字で書けば“六十吉”って書くんだ。

A : ねえ、さっき、あなたが言った
   「大きく」「小さく」って、逆じゃない?
   大きいのが2で、小さいのが60だなんて…。

B : いいのいいの。
   「最大公約数」と「最小公倍数」の意味だから。
   さて、みなさん。僕ら2人の数字を考えてください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Q : ハイ!

B : はい、そこの困った顔の人。

Q : えっと、私がここに登場してよいのかどうか…。

A : どうぞどうぞ。

Q : では、お言葉に甘えて。
   Aさんが10でBさんが12です。

B : 正解!


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※ 次の作品は、博多語で著述されていた2008年1月29日の同名の作品を
  日本語(標準語)でリライトしたものです。


A : ズバッといくよ。

B : 来て来て。

A : これぐらいかな?

B : もっと奥まで来て。

A : これぐらい?

B : い、いい。いいわよ。

A : 中で出してもいいの?

B : いいって、言ってるでしょ。

A : あ、ちょっと待って。

B : どうしたの?

A : ちゃんと出るか自信ないんだ。

B : それはダメよ。ちょっと見せて?

A : 大丈夫かなぁ。液が上がってきてないんだけど。

B : 貸してごらん。吸ってあげる。

A : いいよいいよ、自分でやるから。

B : ええっ? 自分でできるの?

A : 見て。 いいでしょ? これだったら。

B : 立派じゃないのよ。早くやって、もう、ねェ。

A : ソレ! あ、ソレ! どうかな?

B : ア゛〜、キクー。

A : やっぱり、花粉が飛ぶ時期には、
   ボクがいないとやってけないだろうね、ハナちゃんは。

B : よくわかってるわね、点鼻薬くん。


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A : どっから来はったん?

B : ・・・・・・・・。

A : 何飲みます?

B : ・・・・・・・・。

A : ビールでええかなァ?

B : ・・・・・・・・。

A : おにいさん、この町、寒いやろ?

B : ・・・・・・・・。

A : 若い娘でもおったらええねんけど、
   申し訳ないね、こんなおばはんで。

B : ・・・・・・・・。

A : おにいさん、なかなかええ男やん。
   高倉健そっくり、言われるやろ?
   男は静かな方がええなァ。

B : ・・・・・・・・。

A : うちにも、おにいさんぐらいの子がいてましたよ。
   高倉健とは似てへんかったけどな。

B : ・・・・・・・・。

A : 若い頃はようしゃべって やかましいくらいやったが、
   あるときから、ヘンになってしまいよったんです。

B : ・・・・・・・・。

A : ヘン、言うてもわかれへんやろな。
   つい今まで陽気に笑うっとったんが、
   突然よ。突然、表情が消えよったん。

B : ・・・・・・・・。

A : そ、そう、そういう感じや、おにいさん、上手いな。

B : ・・・・・・・・。

A : そない何回も真似せんかて ええよ。

B : ・・・・・・・・。

A : …ま、ええわ。気のすむまでやっとき…。
   ほいでな、
   「おい」言うても動けへん。
   「どしたん?」言うても返事もせえへん。
   こらえらいこっちゃー思うて、
   病院連れて行こう思うたんやけどな、
   もし、治れへん病気やったらどないしょ?思うて、
   怖ぁなってな、よう行かれへんかったんよ。
   今考えたら、親として失格やね。

B : ・・・・・・・・。

A : 熱いのつけましょか?

B : ・・・・・・・・。

A : でもな、次の日になったら、
   またいつもの にいちゃん やねん。
   良かったーって心底思うたよ。
   「昨日どうしたん?」
   「何がや?」
   「びっくりしたでェ。気ィ失う人、初めて見たわ」
   「誰がやねん」
   「あっちの世界はどうじゃった?」
   「じゃァかァしー」

B : ・・・・・・・・。

A : すっかり記憶が飛んどんのよ。
   で、記憶が飛んどることを薄々は気がついとんのよ。
   本人も不安やったと思うわ。
   昔と違ごうて、今は亭主も“粗大ゴミ”やて、
   悪口言われる時代やからな。
   にいちゃんも、自分がいつ“粗大ゴミ”に出されるかと
   本気で心配しとったんとちゃうやろか。

B : ・・・・・・・・。

A : そんなことが、最初のうちは時々やったんやけど、
   だんだん5日にいっぺん、3日にいっぺんと
   悪うなってきてな、ついに、ある朝、
   目を覚ませへんかってん。

B : ・・・・・・・・。

A : そっからの話は、あっと言う間やった。
   若ダンサンは、“新しモノ好き”やねん。
   横から見たらお盆みたいな薄さの
   「チデジタイオウ」とか「地底大王」とかいう
   オッそろしい名前のヤツを連れて来よってん。
   信じられへんのは、
   ウチの息子を身代わりに出しよったことよ。

B : ・・・・・・・・。

A : 今は“粗大ゴミ”やのうて“家電リサイクル”言うねんな。
   ゴミ捨てるのにも金がいるんやて。
   若ダンサンがよく行く電機屋さんは、
   古い型のものがあれば無料で引き取ってくれるんやて。
   もちろん何か買うたらやけど。

B : ・・・・・・・・。

A : でもなあ、ウチの息子の方が、
   ふっくらして愛嬌あったんやけどな。
   文句言える筋合いでないことはわかってるつもりやけど、
   感謝の気持ちのカケラもないねんデ。
   なんちゅう時代になってもうたんやろな。
   ウチらは昭和のはじめに、
   「テレビ」「冷蔵庫」「洗濯機」の三種の神器として
   もてはやされた輝かしい過去があんのんよ。
   ほれ、おにいさんの足元よう見てみィ。
   おにいさんのアネさんや。
   そこに埋まっとるのは。

B : ・・・・・・・・

A : みんなのために一生懸命パンツの汚れを落とそうと、
   そりゃもう頑張っとったに違いないわ。
   その子も「脱水が弱くなった」かそんな、しょうもない理由で
   ここに連れてこられてんで、きっと。
   また、ダンプカー来よったな。
   違法投棄、大繁盛やな。

B : ・・・・・・・・。

A : なァ、おにいさん。
   ウチのカラダの中、ちょっと覗いてくれへん?
   何考えてんの? 違うて。
   ビールがあと1本入っとったと思うんやけど、
   もっと奥の方よ。
   ちょっと手入れてとったって。


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