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本作品はお色気シーン、もしくはそれを想起させる表現を含みます。
ご家族でご一緒にお読みになるのにはふさわしくありませんので、
そんな場合は、今すぐどこかへ、たとえばココへ飛んでってください。
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<日常博多弁講座 (1)>“断定の終助詞”「バイ」

A : みなさん、こんばんは。
   転勤族の奥様方をお迎えしてお届けいたします、
   「日常博多弁講座」の時間です。
   今日第1回目の奥様は・・・これはまたお美しいBさんです。
   ようこそいらっしゃいました。

B : どうぞよろしくお願いします。

A : 今日は朝の風景をとりあげました。
   では早速、会話のシーンを聞いてみましょう。

--------------

母 : タケシー! 起きんね(起きなさい)
   7時半バイ(7時半よ)
   早よせな、遅刻するバイ(遅刻するよ)

子 : …あ、今日は日直やった!
   先生にガラルル(怒られる)

母 : 顔洗ったと(洗ったの)

子 : 洗っとらんバッテン(洗ってないけど)
   間に合わんケン(間に合わないから)

母 : オキュウト[明後日、解説します]だけでも食べていかんね?

子 : もうよか(もういいよ)。行ってきまーす。

母 : 車に気をつけりィよ(気をつけなさいよ)

--------------

A : はい、よくある朝の風景。
   小学生とその母親との会話です。
   どうですか。
   Bさんは今度東京から福岡に転勤されるそうですが。

B : うちの主人、転勤が多くて。
   毎回転勤先の言葉を覚えるのがたいへんで。

A : 奥様方も、こういう言葉をきちんとしゃべれないと、
   井戸端会議に入っていけませんからね。

B : 今度の言葉もかなりクセがありますね。

A : ご当地の方々はそんなこと思ってもいませんから、
   くれぐれもアチラではそういうこと言ってはいけませんよ。

B : 気をつけます。
   「バイ」っていうのは、標準語の「よ」なんですね。

A : ま、そうですね。“断定の終助詞”のひとつです。
   標準語の「よ」または「だよ」にあたります。
   ではBさんに問題です。
   「もう出かけるよ」を博多弁で言うとどうなるでしょうか。

B : 「もう出かけるバイ」ですか?

A : 正解! もうすっかりマスターしてしまいましたね。

B : 1個言えただけですから…。

A : ではもう1問。
   「明日は晴れだよ」を博多弁で言うとどうなるでしょうか。

B : 「明日は晴れだバイ」ですか?

A : ブ、ブー。引っかかりましたね。
   正解は、「明日は晴れバイ」です。

B : 「だ」がいらなかったんですね?
   急に自信なくなってきました。

A : 大丈夫。すぐ慣れますよ。
   では私に続いて言ってみましょう。
   「明日は晴れバイ」

B : 「明日は晴れバイ」

A : 「遅刻するバイ」

B : 「遅刻するバイ」

A : 「先生、今夜ウチに来てもよかバイはーと

B : 「先生、今夜ウチに来てもよかバイはーと

A : はい、ありがとうございます。
   今日は“断定の終助詞”「バイ」について勉強しました。
   ではまた明日のこの時間、お会いしましょう。
   See you tomorrow!

B : Bye!


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<日常博多弁講座 (2)>“疑問と断定の終助詞”「と」

A : みなさん、こんばんは。
   転勤族の奥様方をお迎えしてお届けしております、
   「日常博多弁講座」の時間です。
   今日もお美しい奥様Bさんにお越しいただきました。

B : どうぞよろしくお願いします。

A : 昨日と同じ朝の風景です。
   では早速、会話のシーンを聞いてみましょう。

--------------

母 : タケシー! 起きんね(起きなさい)
   7時半バイ(7時半よ)
   早よせな、遅刻するバイ(遅刻するよ)

子 : …あ、今日は日直やった!
   先生にガラルル(怒られる)

母 : 顔洗ったと(洗ったの)

子 : 洗っとらんバッテン(洗ってないけど)
   間に合わんケン(間に合わないから)

母 : オキュウト[明日、解説します]だけでも食べていかんね?

子 : もうよか(もういいよ)。行ってきまーす。

母 : 車に気をつけりィよ(気をつけなさいよ)

--------------

A : どうですか。
   昨日一度スキットを通して聞いてますから、
   雰囲気はもうつかめてらっしゃるんじゃないですか?

B : 「ガラルル」っていうのが、なんかスゴイですね。

A : 一応博多弁っぽいので、今回の会話に取り入れましたが、
   実際には奥様方が使うことはまずありません。
   「ガラルー」または「ガールー」というように、
   語尾が音便形になることもよくあります。
   使うことはなくても、聞いてわかる必要はあるので、
   ここで覚えてしまいましょう。

B : はい、わかりました。
   先生、「顔洗ったと?」っていうのが、九州の言葉っぽいですね。

A : いいところに気がつきました。
   この“と”は、ほぼ九州全域で使われます。

B : 使えるようになりたいです。

A : いいですね、その積極性。
   “と”という助詞にはいろんな意味をもたせることができます。
   ひとつは“断定の[と]”です。
   「何してるの」と聞かれて「勉強しようと」と答えるようなケースです。
   「勉強してるんだ」という言い切り型ですね。
   これが“断定の[と]”です。

   次に“疑問の[と]”です。
   今のと同じシチュエーションですが、
   「何してるの」→「勉強してるんだ」を博多弁で言いますと、
   「何しようと?」→「勉強しようと」
   どうですか。“疑問”にも“断定”にも使えることがよくわかりますね。

B : 便利な言葉ですね。でも私に使えるでしょうか。

A : すぐ慣れますよ。
   では私に続いて言ってみましょう。
   「何しようと?」

B : 「何しようと?」

A : 「勉強しようと」

B : 「勉強しようと」

A : 「今日主人おらんとよはーと

B : 「今日主人おらんとよはーと

A : はい、ありがとうございます。
   今日は“疑問と断定の終助詞”「と」について勉強しました。
   ではまた明日のこの時間、お会いしましょう。
   See you tomorrow!

B : Bye!


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<日常博多弁講座 (3)>“逆接の接続助詞”「バッテン」

A : みなさん、こんばんは。
   転勤族の奥様方をお迎えしてお届けしております、
   「日常博多弁講座」の時間です。
   今日もまた、お美しい奥様Bさんにお越しいただきました。

B : どうぞよろしくお願いします。

A : ではまた前回と同じ朝の風景です。
   早速、会話のシーンを聞いてみましょう。

--------------

母 : タケシー! 起きんね(起きなさい)
   7時半バイ(7時半よ)
   早よせな、遅刻するバイ(遅刻するよ)

子 : …あ、今日は日直やった!
   先生にガラルル(怒られる)

母 : 顔洗ったと(洗ったの)

子 : 洗っとらんバッテン(洗ってないけど)
   間に合わんケン(間に合わないから)

母 : オキュウトだけでも食べていかんね?

子 : もうよか(もういいよ)。行ってきまーす。

母 : 車に気をつけりィよ(気をつけなさいよ)

--------------

A : どうですか。
   今日は何か気がついたことありますか?

B : 「オキュウト」って何ですか。

A : いつか聞かれると思ってました。
   福岡県では毎朝食卓に出ます。
   海草から作られたこんにゃくのような食べ物です。
   冷たく冷やしたものに生姜を乗せて酢醤油でいただきます。
   食べてみたいですか?

B : はい、興味があります。

A : いいですね、その積極性。

B : 先生、「バッテン」ってホントに今でも使ってるんですか。

A : 根っからの地元の人は使います。
   でも福岡は転勤者の多い都市ですから、
   奥様方がそんなにコテコテである必要はありません。
   むしろ、ハイソサイエティの間では、
   標準語に軽く博多弁を添える程度が上品だと言われています。

B : では覚えなくても…。

A : 使わなくてもいいですが、
   どういうときに使われるのかは知っておく必要があります。

B : それも、ハイソサイエティのたしなみということですね。

A : 「バッテン」は“逆接の接続助詞”です。
   「勉強したのに、落第した」を博多弁で言ってみますと、
   「勉強したバッテン、落第した」となります。
   英語の but も“逆接の接続詞”ですが、
   音が似ているのは偶然でしょうか。
   では私に続いて言ってみましょう。
   「勉強したバッテン、落第した」

B : 「勉強したバッテン、落第した」

A : 「こけたバッテン、怪我せんかった」

B : 「こけたバッテン、怪我せんかった」

A : 「人妻バッテン、よかね?はーと

B : 「人妻バッテン、よかね?はーと

A : はい、ありがとうございます。
   今日は“逆接の接続助詞”「バッテン」について勉強しました。
   では、12日後の今日、またお会いしましょう。
   See you sometime!

B : Bye!


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<日常博多弁講座 (4)>“断定の終助詞”「タイ」

A : みなさん、こんばんは。
   転勤族の奥様方をお迎えしてお届けしております、
   「日常博多弁講座」の時間です。
   第1〜3回は、4月の13・14・15日に3日連続でオンエアいたしました。
   今回第4回以降9回目までは、諸事情により、
   毎週日曜日の朝7時に新作を公開することになりました。
   これから6週間、たいへん楽しみですね。
   がんばって博多弁を勉強していきましょう!
   さて、今日の奥様は、相変わらずお美しいBさんです。
   ようこそお越しいただきました。

B : どうぞよろしくお願いします。

A : 今日は夫の帰宅時の風景をとりあげました。
   では早速、会話のシーンを聞いてみましょう。

--------------

妻 : 遅かったね。

夫 : 部長に誘われて、ちょっと飲んできたっタイ(飲んできたんだよ)

妻 : あげん嫌っとったっとい(あんなに嫌っていたのに)、よく行くね。
   きれか(きれいな)ネエちゃんのおるところね?

夫 : そげんシャレたところなワケなかろうモン(ないだろう)
   中洲の屋台タイ(屋台だよ)

妻 : あの部長さんが誘うって珍しかね(珍しいね)

夫 : それがクサ(それがさ)
   笑うっちゃケン(笑っちゃうんだよ)

妻 : どげんしたと(どうしたの)

夫 : 明日からアートネイチャーしてくるケン(してくるから)
   笑ったらいけんケンねーゲナ(ダメだからねーだってサ)

--------------

B : これまで標準語で会話してきた夫婦なのに、
   福岡に住むようになったら、
   やっぱり博多弁でしゃべらなければならないのでしょうか。

A : そりゃもう当然です。
   日頃からトレーニングしておかなければ、
   いざというときに標準語が出て、
   周りがドン引きしてしまいますから。

B : そんなに怖いところなんですか? 福岡って。

A : 不良だらけです。(←作者の思い込みです)

B : 主婦でも?

A : 3人に2人はヤンキーですから。(←作者の思い込みです)

B : 「タイ」っていうのは、女性でも使いますか。

A : これは別に男女関係なく使います。

B : なんかヤだ。

A : 方言は好き嫌いできませんから。
   「タイ」は「バイ」と同じく“断定の終助詞”です。
   「〜だ」「〜だよ」という意味です。
   「中洲の屋台だよ」は、博多弁だと、
   「中洲の屋台タイ」となります。
   では私に続いて言ってみましょう。
   「ちょっと飲んできたっタイ」

B : 「ちょっと飲んできたっタイ」

A : 「こないだ話したのはこの人タイ」

B : 「こないだ話したのはこの人タイ」

A : 「そ、そこそこ。もっと奥タイはーと

B : 「そ、そこそこ。もっと奥タイはーと…?」

A : はい、ありがとうございます。
   今日は“断定の終助詞”「タイ」について勉強しました。
   ではまた来週のこの時間、お会いしましょう。
   See you next week!

B : Bye!


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本作品はお色気シーン、もしくはそれを想起させる表現を含みます。
ご家族でご一緒にお読みになるのにはふさわしくありませんので、
そんな場合は、今すぐどこかへ、たとえばココへ飛んでってください。
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<日常博多弁講座 (5)>“息継ぎの終助詞”「クサ」

A : みなさん、こんばんは。
   転勤族の奥様方をお迎えしてお届けしております、
   「日常博多弁講座」の時間です。
   今日も相変わらずお美しい奥様Bさんにお越しいただきました。

B : どうぞよろしくお願いします。

A : 先週と同じ夫の帰宅時の風景です。
   では早速、会話のシーンを聞いてみましょう。

--------------

妻 : 遅かったね。

夫 : 部長に誘われて、ちょっと飲んできたっタイ(飲んできたんだよ)

妻 : あげん嫌っとったっとい(あんなに嫌っていたのに)、よく行くね。
   きれか(きれいな)ネエちゃんのおるところね?

夫 : そげんシャレたところなワケなかろうモン(ないだろう)
   中洲の屋台タイ(屋台だよ)

妻 : あの部長さんが誘うって珍しかね(珍しいね)

夫 : それがクサ(それがさ)
   笑うっちゃケン(笑っちゃうんだよ)

妻 : どげんしたと(どうしたの)

夫 : 明日からアートネイチャーしてくるケン(してくるから)
   笑ったらいけんケンねーゲナ(ダメだからねーだってサ)

--------------

B : 「きれか」とか「珍しか」って九州っぽいですね。

A : いいとこ気付きました。
   “形容詞のカ音便”です。(←作者の造語)
   また、この語尾を長く伸ばすと、感嘆形になります。
   「きれかー!」「珍しかー!」
   「きれいだなあ」「めずらしいなあ」という感じですね。
   普段の会話でも全国的に取り入れられてますので、
   すでにご存知かとは思います。
   ちょっと練習してみます?
   「暑かー!」

B : 「暑かー!」

A : 「うまかー!」

B : 「うまかー!」

A : 「くさかー!」

B : 「・・・・」

A : えー、今日は「クサ」という助詞を勉強します。

B : なんかそれもヤだ。

A : イヤだと言われましても、方言ですから。
   好き嫌いは認められません。
   「それがクサ」みたいな感じで言います。
   「それがサ」とほぼ同じ意味です。
   特段それ以外の意味はないのです。
   しゃべるときの息継ぎに使うだけですので、
   私は“息継ぎの終助詞”と呼んでいます。(←作者の造語)

B : どうして“サ”をわざわざ“クサ”と言う必要があるんですか。

A : 必要があるとかそういうことではありません。
   福岡の人は言うんです、「クサ」と。

B : もう絶対福岡行かない!

A : そう言わずに練習しましょう。
   そうしないと、ご主人、単身赴任になってしまいますよ。
   知ってます? 福岡の女の人、綺麗なんですって。
   やっぱり韓国や中国の血が多少濃いんでしょうね。
   歴史的・文化的に。(←作者の思い込み)
   多くの民族の血が混じっている方が、
   より美しく、魅惑的になっていくらしいですよ、心も体も。
   夢中になる人、多いらしいです。
   1回入ってしまったら、もう抜けなくなります。
   それほどのモノを皆さんがお持ちです。(←作者の妄想)
   人情味も豊かでね。
   身の回りのお世話なんか、喜んでやるらしいですワ。(←作者の願望)

B : やります、練習。

A : では私に続いて言ってみましょう。
   「それがクサ」

B : 「それがクサ」

A : 「お風呂入らんケンクサ」

B : 「お風呂入らんケンクサ」

A : 「アソコがクサ

B : 「アソコがクサ…?」

A : はい、ありがとうございます。
   今日は“息継ぎの終助詞”「クサ」について勉強しました。
   ではまた来週のこの時間、お会いしましょう。
   See you next week!

B : Bye!


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